北海道の毛蟹に旬の季節はは特別ありません。地域によって漁期が違い一年中獲れてます
新鮮な蟹を届けて40年、『網走水産』のオホーツク産浜ゆで毛蟹
北海道の蟹の販売店で一番売れている蟹の種類は何でしょうか?
タラバガニ?違います。
毛蟹です。
ちなみに道東の釧根地区では根室花咲港で花咲蟹が獲れ北海シマエビも漁れるのでそちらの方に舌が慣れているのか、花咲蟹と北海シマエビに人気があります。
毛蟹は身も繊細でやはりアミノ酸の上品な旨みが濃く、味噌もたっぷり入っていて、これを身と一緒に甲羅に入れて混ぜて食べると美味しいからでしょう。
さて、毛蟹の旬ですが、これも冬だけでは無いんですねえ。日高・十勝産は冬が猟期で旬なので生の良型の蟹は非常に高値が付きますが。
北海道では年中どこかで毛蟹を獲っています。
でしから札幌の専門店や居酒屋、日本料理店では一年中毛蟹を提供しています。。
4月・5月から8月に掛けては毛蟹の水揚げ日本一の枝幸を中心としてオーホーツク海が猟期です。
ズワイガニ・タラバガニ漁のも同時期ですが流氷が溶けて大量に動物性プランクトンが発生するからですね。
夏は道南の噴火湾(内浦湾)にある長万部や近くの登別とほぼ同一でたらこで有名な虎杖浜、秋は釧路・根室の。
では、美味しいのはいつでしょうか?
オホーツク産は初春のプランクトンの大発生と同時に蟹が大きくなり脱皮して殻の柔らかい『若ガニ』になります。この蟹は札幌などでもとても安く売ってます。
1000円以下の時もあるので札幌人としては嬉しいですねえ。
欠点は殻が柔らかいだけで蟹屋さんや通の間では甘味が強く最高との評価があります。
脱皮してからが大きくなるので身入りが悪いと言われますが、一概にそうとも言えません。
通常好まれるのは、この若蟹が夏から秋にかけて殻が固くなって身入りの良くなった「堅ガニ」です。
年末には、寒くなり脂が乗りさらに美味しくなります。
ちょうど毛蟹が通販などで抜群に売れ高値となる時期ですね。
ですから値段の面では割高です。
枝幸、雄武といった道東さんと比べ、蟹どころで有名な長万部・虎杖浜産はどうしも身が小さめで色も白っぽく、本州の方なども期待するあの美味しそうな朱色ではありません。
そのため、蟹の販売業者さんはオホーツク産と比べ品質が落ちると評価さててます。
しかし、蟹弁当屋さんが道路沿いにずらりと並ぶ長万部の蟹が美味しくなければこれだけ弁当屋さんは無いですよね。
夏に獲れる噴火湾産は『若ガニ』に近いと言って良いでしょう。
若蟹と同じく身入りは7,8割。味噌もペースト状で量も多くはありません。
しかし、身が細い分繊維質が多く味が凝縮されていて甘いんです。
だから、長万部でが蟹飯が売られているんですね。 結局、噴火湾産が質が落ちるという事でもないんです。
蟹弁当に向いた甘みのある毛蟹なんです。
そうでなければ蟹の産地の代名詞が長万部や虎杖浜にはならにでしょう。
「取り寄せてみました。〇○屋さんの蟹の方が小さい~~い!、ガッカリ」 に騙されてはいけません
千歳空港や札幌の二条市場などでは大きい堅蟹ほど高値で売れています。
活蟹だと10000万円以上とか。
実は毛蟹は重さ400g~600g、甲羅の直径が10cm 前後のものが美味しいとされているんです。
それより大き成長するのに10年以上かかる蟹は『老蟹』と呼ばれ、味が落ちる炉言われています。
よく蟹の通販サイトで「取り寄せてみました。〇○屋さんの蟹の方が小さい~~い!」などと比べているのがありますが?その質を良く調べてみないと正しく判定できませんね。
最上サイズを良心的だからこと送って来ているのかもしれませんから。
さて資源保護のため、甲羅が8Cm以上の雄しか獲ってはいけない事になっています。
結局、札幌の「かにや」さんや「かに将軍」さんのように毛蟹はいつ食べても美味しいという事で、味が最高と定評のあるオホーツク産毛蟹が今お値段もお得で身も甘く美味しいという事ですね。
新鮮な蟹を届けて40年、『網走水産』のオホーツク産浜ゆで毛蟹